いじめ事案を保護者には「ポピュラーな遊び」と説明した仙台の小学校

 

 

小学1年生の暴行事件

2021年12月15日、仙台市立小学校で事件は起きた。

小学1年生の児童は給食の時間内に食べ終わることが出来なかったため、昼休みに引き続き食べていた。

その時に同級生にトイレへ連れ出され、児童8人から殴るけるの暴行を受けた。

おそらく帰宅後だと思われますが、受診した小児科医によって「全身打撲」「急性ストレス反応疑い」で全治4週間の診断が下された。

 

全治4週間の診断が出たとなれば明らかな暴行事件です。

小学1年生だからといって許せるものではなく、当然ながら暴力行為を行った児童の保護者へとその責任は移っていきます。

1年生でこんなことをするのにもショックを受けましたが、小学校入学までにその保護者はいったいどのような教育やしつけを行ってきたのかも気になるところです。

 

また給食の時間中に食べきることが出来なかった児童に対して、この学校では昼休み時間にも食べさせていたのかも気になります。

もちろんこの児童が食べたいと言ったのならば仕方がないのかもしれませんが、とにかく食べきれ!と担任が嫌がる児童に対して無理強いをさせていれば、これは体罰に該当します。

休み時間もずっと教室で児童の様子を見ておけとは言えません、授業の用意などで職員室へ行くこともあるでしょうから。

ただ昼休みの時間に残って給食を食べている児童がいた場合、まだ1年生ということもあるし、担任はその様子を見ておく必要があったのではないかなと思いますが。

 

かなり悪い展開が重なっていた、そう感じます。

 

 

学校側はいじめを「ポピュラーな遊び」として逃げようとした

全治4週間もの診断が出された保護者は、当然ですが学校に対して何がったのか真実を伝えるように要求するし、真実が分かっていない段階ならば調査を求めます。

この時の学校側からの回答は

  • ポピュラーな遊びだった
  • 加害者側もたたかれた
  • だからいじめではない

などと回答してきたという。

 

すごい小学校ですね。

小学1年生の児童がトイレへ連れていかれて、児童8人から胸や背中などを殴ったり蹴られたりする暴力行為によって全治4週間の診断が下されているのに、ポピュラーな遊びだそうですから。

それと加害者側もたたかれたという学校側の言い分もすごいですよね。

多人数から暴力を受けているのに、被害に遭った児童が加害児童をたたいたからといって「いじめ」ではないと決め付けるのはさすがにおかしい。

これ場合によっては自身の身を守るための正当防衛だったかもしれないわけで、この学校の教師たちの程度の低さが垣間見える発言だと私は思います。

 

私はいじめという言葉が嫌いだし、いじめという言葉で簡単に片づける風潮も嫌い。

だいたい今回の件はいじめではなく暴行傷害事件です。

これを学校側がポピュラーな遊びと言ったのならば、他にも全治4週間以下の心身に傷を負った児童がいるわけです。

こんな危険な小学校があるわけがなく(仙台市にはあったのですが)、いじめ事案として対応するのを嫌がっていることがあからさまに出ている事案の一つと言えます。

 

 

学校が無視する「いじめ防止対策推進法」の意義

  1. いじめ防止基本方針の策定
  2. いじめ対策組織の設置
  3. いじめの防止、早期発見、対処等の措置

大きく分けるとこの3点が「いじめ防止対策推進法」によって学校に求められています。

1と2は極端な言い方をすれば、「当校ではこのような方針を策定」し「このような組織を設置」しましたと、文書で定めればOKなんですよね。

問題は3の「いじめの防止、早期発見、対処等の措置」で防止する気はないし、早期発見どころかいじめを無かったことにしたいという思惑が見え見えで、対処についても被害児童の保護者が申し入れても何も進展しないことが多すぎる。

結局は文書で定められたいじめ防止基本方針の策定いじめ対策組織だから全く機能しておらず、本来ならば保護者からいじめの疑いがあると申し出があった時点で、いじめ防止基本方針に則って対処しなければいけないし、いじめ対策組織へ報告して学校として対処しなければいけない。

 

被害児童は2021年12月15日に受診した翌日から欠席しており、冬休みや土日祝日を除いて計算しても連続で50日以上になります。

いじめではないのかと保護者側から申し出があり、全治4週間の診断が出て、これだけの期間欠席が続いているのに放置したままだった小学校。

もう学校の教師ではいじめ問題は解決できませんと言っているのと同じです。

 

学校の教師が大変な仕事なのは世間が知っているところです。

本来ならば教師がする必要のない雑務があまりにも多すぎます。

しかし学校内で起きたいじめ(暴力事件)に教師が関与しない、無かったことにするのは論外です。

本当は雑務を放り出していじめ問題に対応する必要があるのです。

 

前から言っていますが、学校内での児童・生徒のトラブルに対処できない人は教師を辞めて、塾の先生や家庭教師として勉強を教えていればいいのです。

塾や家庭教師では教えることがない科目(道徳)が学校にあることを、学校の教師はもっと重視するべきです。

また学校では対処できない問題の場合に、どこまで教育委員会が機能しているのかも疑問です。

 

仙台市だけの事象ではなく全国的に同様なことが起きています。

もう学校や教育委員会とケンカになってもいいから、早期に弁護士に相談して間に入ってもらうしかないのでしょうか。

今後設置される予定の子ども家庭庁が、どの程度いじめ問題に対応できるのかも注意して見ていきたいと思います。

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