039 水泳のスポーツ推薦で入学した息子が水泳と決別した

最後の試合

2021年1月に出場した3つの試合のうち、退学となったいじめ加害者Aも出ていたり、高校の水泳部が出場しているために水泳部顧問が試合会場にいた試合では、中学時代と大差ないタイムに終わった。

ただ1試合だけ、いじめ加害者Aも水泳部顧問もいなかった試合があったのですが、その試合では自己ベストを更新できました。

精神的な影響が大きいことがまるわかりで、さすがにいじめ発覚後1年程度では心の傷は治りません。

しかしいじめ加害者Aは、自己ベストを更新してJO(ジュニアオリンピック)出場ができるタイムを出すなど、いじめによる加害者と被害者の違いが鮮明に出ていました。

 

加害者は何も気にすることなく好きな水泳に打ち込むことができるけど

被害者は心の傷によって好きな水泳も満足にできなくなってしまう

これがいじめによる被害者の現実であり苦悩なのです

1月以降も新型コロナの影響による試合中止や、タイム制限のために試合に出場できない日が続く。

高校入学まではタイム制限に引っかかって試合に出場できないなんて、選手コースに入れてもらった小学生時代以降ありませんでした。

練習になかなか参加できず、元通りに泳げるまでの体力も筋力も試合勘も戻らない。

試合に出てもいじめ加害者Aを見れば心が委縮して余計に泳げなくなるだろうし、水泳部顧問を見かければ心の深い傷に塩を塗りこまれるような状態になって、まともに泳げるはずもないのだが。

 

3月の末に2か月ぶりの試合に出た。

その試合はJOと日程的に近いために、JOに出られない選手のみが出場していた。

太郎はその試合で2種目に出場したが、自己ベストの更新にはほど遠い結果だった。

いじめ加害者Aも水泳部顧問もいなかったのだが、この頃にはもう太郎の心の中で水泳に対する熱意はほぼ消えかけていたのかもしれない。

 

結果的にこの試合が太郎にとって最後の試合となった。

小学5年生になってすぐに出場した公式戦(大阪・ラクタブドーム)から約7年と短い選手生活に、実質終わりを告げることになりました。

水泳でのスポーツ推薦の話が来たときは本当にうれしそうな表情を見せていたのに。

そのスポーツ推薦で入学した高校で同じく推薦入学した同級生からすべてを否定されるような発言を浴び続け、さらに水泳部顧問からさらにひどい発言や態度をされ続けたことで自殺まで図ったというのに、その後も水泳部顧問からの徹底的ないじめ加害者擁護の圧力的な発言によって、頭と心のバランスを完全に崩された太郎。

校則によって加害者は退学処分とはなったが、水泳部顧問は何食わぬ顔をしてそのままのさばっている。

この2人に好きだった水泳を奪われたのです。

いじめ加害者AはJOに出場するなど水泳を続けることができて、さらにタイムを更新できているのとでは大きな違いです。

 

こんな学校へ行かせずに、公立高校へ行かせればよかった。

そうすれば今もきっと水泳を続けていただろう。

もちろん肩の具合が悪いことを中学時代から黙っていたことも原因だったのだが、でも水泳は今も好きでい続けていた気がする。

この試合の後もスイミングスクールには在籍していたが、少しずつ距離を置き始めていた。

 

 

水泳を捨てて勉強へ

2021年4月、高校3年生に進級した。

2年生の時と同じ文系の進学クラスなのだが、太郎は元来理数系が非常に強く、反対に日本史など文系の科目は苦手としていた。

1年生の時の推薦入学のクラスは一般入学の進学クラスとは違って、各教科ともに学習範囲がかなり狭い。

ところが一般入学の進学クラスは3年生1学期にはほぼすべての教科が終わるようにカリキュラムが組まれているため、1年生の間にもかなり勉強が進んでいます。

また推薦入学クラスは数学は数1のみしか習わないのに対して、一般入学の進学クラスは当然ですが数1だけで終わるはずがない。

太郎の場合は1年生の3学期はほぼ授業を受けておらず、習っていない部分が多数あった。

このために2年生に上がるまでの春休み期間中に数学の補講を行う予定が学校から伝えられていて、その日程は補講を受ける他の生徒との兼ね合いで決めるので、詳しくは1年生のクラス担任から知らせると私や妻は聞いていました。

ところが1年生のクラス担任は一切連絡などしてくることがなく、学年副部長(副主任)による物理の補講しか受けることができませんでした。

 

1年生の時のクラス担任は水泳部顧問と同じく、推薦入学の人だけで構成される女子テニス部の顧問。

結局この手の体育系の教師ってこの程度なんですね。

生徒へは指示したことができなければ徹底的に糾弾するくせに、体育科教師は自分がしなければいけないことなんてすぐ忘れる。

忘れても全然平気だし、そのことを指摘すると逆ギレするだけ。

特定のスポーツに関してはすごい選手だったのかもしれないけど、教師というより人間としての資質は皆無なのではないかな。

スポーツの成績のみを追求されてきて

追求されてきた成績を収めることができれば周囲はチヤホヤする

それが当然だという環境で育ってきた

スポーツの成績さえ良ければ偉いのだと錯覚したまま大人になり教師やコーチになる

彼らは一般世間でいう常識というものを持ち合わせていない

でもスポーツの成績のみが求められるから

一般世間の常識とは全く異なる彼たちの世界の常識のみの中で生きていく

 

数学の補講を受けたとしても、太郎はその前から2年生からは文系のクラスに進むことを決めていたし、1年生の時点で推薦入学のクラスから一般入学の進学クラスへ移ると数学が大変だと聞いてもいました。

本人ももう数学はついていけないと悟っていたようですし。

でも数学の最低限の数1もすべてを履修することなく3年生に進級したのでした。

 

3年生になってからは英語やそれまで苦手だった日本史を中心に勉強するようになり、放課後学校に残って英語や国語など文系教科ばかり教師に指導してもらうようになる。

すると今度はスイミングスクールへ行く時間がどんどん減少していき、気持ちが水泳からますます離れていくようになる。

5月になるとほぼスイミングへは通えなくなり、ついに休会届を提出してしばらくお休みすることにした。

太郎はもう水泳をすることはないと言っていたが、受験が一段落すればまた少しは水泳に気持ちが向くのではないかと思ってはいるのですが、完全に気持ちが離れてしまったとすればもう水泳には戻らないかな。

 

結果論ではあるが、勉強だけするならばやっぱりこんな学校に行かせるべきではなかった。

私や妻はずっとそう思っている。

卒業式の日に水泳部顧問を捕まえて

眠っていた勉強への意欲を湧き立たせていただいたのは、あなた(水泳部顧問)のおかげです。ありがとうございました。おかげで大好きだった水泳を辞めるきっかけを与えてくれたことにも感謝申し上げます

本当にこう言ってやりたい気持ちでいっぱいなのです。

 

 

結局学校に残れば学校のやり方に従うしかない

2021年4月1日に理事長あての手紙を出しました。

2020年1月24日に

Aのたった一度の過ちだから許して謝罪を受け入れろ、Aにチャンスを与えてやってくれ!

と海外遠征先から電話で水泳部顧問に圧力をかけられ、それを受けてクラス担任に言われるがままに

いじめ加害者Aを許すし、退学処分を求めない

という内容で書面に書かされ、その書面を嘆願書として理事長等に対して勝手に提出されたのですが、私も妻もその文面を見てみたい.

その思いが強すぎてやや厳しい言葉を書いて理事長あてに送りました。

≪浅はかすぎませんか≫

 

このために息子が書かされた書面のコピーも送ってくれないのか。

またはこの書面を学校側が私たちに開示することで、訴訟に持ち込まれたりマスコミ等に公開する危険性を感じているためか。

ひょっとすると、私たちみたいな人間なんてどうにでもできると舐められているのか。

 

いろいろなことを考えてしまいますが、これ以上学校側が無視し続けるのであれば弁護士等に依頼して打開策を見出していくか、または詳細を書いた文書(このブログを含む)を新聞社などマスコミに送り付けて、この私立高校の実態を報道してもらうか。

そんなことばかり考え始めていました。

 

でも太郎が勉強にシフトしたことで、あまり強く学校側に対して抗議行動と取られるようなことをすると、今度は息子に対して学校が何かしてくるのではないかという危惧も持ち始めていました。

たとえば成績が上であるにも関わらず、大学の推薦入学が一切もらえなくなるとか。

再び水泳部顧問が太郎の体育の授業を受け持つなど、露骨な嫌がらせをしてきたらどうしようとか。

笑われるかもしれませんが、本当にこのままそっとしておくほうが太郎のためになるのかもしれないと考えるようになっていきました。

 

太郎は今も精神的に落ち着いているとは言えない状態ですし、もしも学校側と争うことになればまた不安定な状態に逆戻りしてしまい、不登校が続くかもしれない。

そうなるとせっかく勉強にシフトしたのに、その勉強が一切できなくなる可能性があまりにも高い。

私や妻の気持ちは、この学校が世間に叩かれてボロボロになったって別に構わない。

水泳部顧問の名前がマスコミ等に晒されて、まともに生きていけなくなたって別に構わない。

太郎は実際に同等以上の深くて大きな傷を心に負い、まったく治っていない状態でいま生活しているのですから。

でもそのような事態になると、太郎はまた別の傷を心に負いそうでそれも怖い。

 

私や妻のやり場のないこの心をどうすれば良いのか。

連日のように夫婦で話し合っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました