019 いじめで傷ついた子供のテリトリーを守り抜くことの重要性

 

ついに寝室でも幻聴が・・・

2020年2月6日(木)

学校へ行けるかどうかは分かりませんが、とりあえず毎朝決まった時間に起こします。

できるだけ生活リズムが乱れないように、狂わないようにとの思いからです。

 

この日もいつものように太郎が眠る部屋を開けて中を覗くと、布団が大きく丸まっているように見えた。

昔はよくこんなことをして遊んでいたのだが、さすがに高校生にもなってそんなお遊びをするはずもない。

丸まっている布団をめくってみると、太郎は耳を押さえてうずくまっていました。

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

声を掛けてみたのですが、耳を押さえた体勢を崩そうとはしません。

目をきつく閉じて、小刻みに震えている太郎。

 

「何か聞こえたの?」

私の問いに小さくうなずいた太郎を、私は落ち着かせるために背中をゆっくりとさすりました。

 

今までは人がほとんどいないガラガラの電車内や、浴室やトイレといった狭い個室内で幻聴が聞こえていたのですが、おそらく今回がはじめての寝室で聞こえた幻聴だったのではないか。

何が聞こえたのかなんて聞けるはずもなく、とにかく落ち着くまで背中をさすりながら横にいました。

 

相当精神的に追い詰められているんだな

カウンセリングを受けさせるか

それとも精神科や心療内科を受診させるべきか

 

正直なところ、もう学校も水泳も無理だろう

この子の人生はこの先どうなっていくのだろう

このまま家から一歩も出られない状態に陥っていくのだろうか

ここまで追い詰めて退学になったA

そして水泳部顧問を一生恨み続けるだろう

何があっても許すことなんてできない

 

昨夜遅い時間に、自宅周辺をパトカーがサイレンを鳴らしながら走り、さらに警察官が何かを叫びながら走っていく様子も見られたので、そういった事が心理的に影響したのかな。

昨日は整体院で痛めている肩に鍼による治療を行うなどかなり長い時間滞在していたので、いま専門で泳いでいる種目はやめた方が良いと言った話でもされたのかなとも思いました。

でももっと強烈な話を昨晩太郎にしてしまった私と妻。

 

いじめ加害者Aの父親が学校で教師たちを相手に大暴れし、最後には警察官が出動する騒ぎになったことを話したのです。

退学処分が気に入らなくて暴れたのだろうという話を。

太郎の耳には昨夜までいじめ加害者Aが退学になったという情報はおそらく入っていなかったハズです。

もちろん退学処分に納得がいかないAの父親が暴れたことも。

 

この日はどんな幻聴が聞こえたのかは聞きませんでしたが、後日太郎からは

「お前のせいだ・・・お前のせいなんだ・・・」

という幻聴が聞こえ続けたと言います。

 

いじめてきた張本人とはいえ、太郎はいじめ加害者が退学になることは怖いと言っていました。

だから自分をいじめてきた相手であるにも関わらず、水泳部顧問が要求してきたいじめ加害者Aが退学処分にならないようにとの嘆願書を私に書いてほしいと言ってきたのですから。

その加害者Aが退学となり、さらにその父親が警察が出動するほど暴れたことで

「お前のせいだ・・・お前のせいなんだ・・・」

という幻聴が聞こえたのでしょう。

 

これは完全に私のミスです。

太郎に聞かせるべき話ではなかった。

いじめによって心に深くて大きな傷を負った者には、特に慎重な言動が必要なのだと思い知ったのでした。

 

 

テリトリーを守り抜くことの重要性

2020年2月6日の続き

幻聴が聞こえて震えていた太郎。

さすがに学校へは行けないだろうと思っていたのですが、視点が定まらず顔面も蒼白の状態ながらも制服に着替えて学校へ行こうとします。

私も妻も休んだほうが良いと何度も言ったのですが聞き入れず、仕方がなく妻がいつものように学校の近くまで付き添いました。

もしも何かあればすぐに教師に申し出ることと、すぐに迎えに行くからと何度も言い聞かせました。

 

この日の夕方前日に続いて教師たちがやってきました。

今日は学年部長・副部長・生徒指導部長・クラス担任の4名です。

 

教師たちが家にやってきても二度と絶対に部屋に挙げたりはしません。

水泳部顧問が我が家で太郎や私たち夫婦に対して圧力を掛けたことを、絶対に忘れないし許せないからです。

そしてそれ以上に、太郎にとって我が家がもっとも安心できる空間であってほしいからです。

 

心に大きな傷を負っている太郎には、リラックスして過ごせる空間を作ってあげることがもっとも重要だと思っています。

いわば太郎にとってのテリトリーということですね。

太郎に深くて大きな傷を負わせたいじめ加害者Aとその家族、水泳部顧問、そしてそれらの人を連想させる学校関係者を太郎のテリトリーに入れることは何があっても避けなくてはいけない。

これらの人を室内へ入れてしまえば、その瞬間に太郎のテリトリーが崩壊し消えて無くなってしまう。

もしもテリトリーが崩壊し消えてなくなれば太郎は逃げ場を失ってしまい、今度はどこへ逃げ出そうとするのかわからない。

 

1月6日に自殺を図ったのも、我が家がテリトリーとして機能していなかったからだと私は思っている。

家にいても安心して過ごすことができない、そう考えたからこそ消えてなくなりたいと考えたのだと思うから。

なので太郎には、テリトリーにいれば安心できるのだと思ってもらう必要がある。

だから今は何がなんでも太郎のテリトリーを守り抜かなければならない。

 

学校に関係する人には、マンションの敷地内にも入ってほしくはない。

要件があるのならばこちらから学校へ行って話をするから、とにかく家に近付いてほしくないのです。

 

 

今日は妻が1階まで降りて行って、マンションの前で教師たちと話をした。

ほぼ雑談のような内容だったみたいです。

だって話すことなんてこの時点では何もない。

学校へ行けないようにしたのは間違いなく学校側ですから、今自宅に来られても何も話すことなんてないのです。

 

 

登校しようとすると酷いめまいに襲われる

2020年2月7日(金)

この日も朝からかなりしんどそうに見えた。

朝食も半分程度しか食べられず、目もうつろ。

それでも太郎は学校へ行くのだと制服に着替え、カバンを持って家を出ようとする。

妻は太郎に付き添って学校の近くまで行き、私はいつもベランダから太郎の様子を見ている。

 

エレベーターで1階へ降りてそこから歩きだす時間はいつも同じはずなのですが、ベランダからは一向に太郎と妻の姿が見えない。

5~6分経ったころ、妻が今にも倒れそうな太郎をなんとか支えながら家に帰ってきた。

「マンションを出たところで大きくふらつきだして、転倒しそうで危なかったから連れて帰ってきた」

 

太郎は顔面蒼白で視点も定まらず、体全体が固まっているようで歩かそうとしても太郎は足がまったく前に出ない状態。

自分より大きな体の太郎を支えながら、妻はよく帰ってきたものだと驚きました。

靴を自分で脱ぐこともできず、私と妻で太郎を支えながら部屋に引きずっていきました。

 

これまでは調子が悪そうだと判断すれば家から出すことはしなかったのですが、太郎自身がなんとしてでも学校へ行く!という頑なな姿勢を見せるので負けてしまったのです。

クラス担任へ学校を休むことをSMS(ショートメール)で伝えた。

以下は原文のままです

おはようございます。

昨日はわざわざ来ていただいたそうで、ありがとうございます。

ただ先生方が来られるという、日常とは違う出来事があると太郎は消化ができなくなるようで

今朝も登校しようと玄関を出たところで強いめまいがあり、今は家で横になっております。

今日1日ゆっくりさせますのでよろしくお願いします。

 

クラス担任からもSMSで返信があり

おはようございます。

分かりました。

今後このようなことにならないように、上に伝えさせていただきます。

状況を訴えたので、これでしばらくは教師たちが我が家の近くへ来るようなことはないだろうと思いました。

ところがこちらの訴えを無視する教師がいたのです。

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