保護者に教師を指導してほしいと言われても
2020年2月4日(火)理事長からの電話の続き
理事長からの電話によって学園長の怒りの度合いを知ることができ、これで少しは教職員たちもマシな言動をするはずです。
また、いじめ加害者Aの父が退学処分に関して猛然と抗議し、収拾がつかないほど暴れたことによって警察が出動する騒ぎになったことも聞きました。
理事長からの電話では次のようなことを聞きました。
学園長が水泳部顧問やクラス担任のほか、高校校長・学年部長(学年主任)・学年副部長(学年副主任)・生徒指導部長などに対して、私の家へ足を運んで謝罪するように指示したらしいのです。
「本当に謝罪する気があるのならばアポなど取る必要はない!何度も何度も足を運び、何度も何度も断られ続けている間に会ってくださる時が来る。そこまで足を運び続ければいいのだ!」
というようなことを指示したそうです。
そして理事長は
「もちろん追い返してもらっても結構です。世間の常識というものが垣間見られなければ無視しても結構です。水泳部顧問は若いとはいえわが校の教師という立場です。しかし何も分かっていないのです。今後もどんどん彼を指導するつもりできついお言葉を投げかけてください」
たしかに水泳部顧問は何も分かっていないと思う。
それは今まですべての面で自分の思い通りになってきたからであり、そのような人間をかたち作ってきたのはこれまでに水泳部顧問に関わってきた大人たちだろう。
とにかく水泳で結果を残す(速いタイム)ことができれば、コーチなど周囲の人間はチヤホヤしてきただろうし。
高校も大学も水泳で良い結果を残すから特待生として迎え入れられ、学校ではとにかく水泳だけを頑張っておればよいという環境が続いた。
体育の教員課程を大学で学んだことで体育教員の免状をもらい、母校に体育教師として帰ってきた。
世間の常識なんて勉強する間もなく水泳部顧問としててっぺんに就いたことで、子供じみた考えを振り回しても誰も文句を言ってこない、そんな状況下で過ごしている。
だからと言って私や妻に対して、水泳部顧問を指導するつもりで接してほしいというのはお門違いだ。
こんな恥ずかしい教師を雇っている学校側で指導するべき問題なのだから。
この日の夕方、校長や学年部長など数人がアポなしで我が家へやってきました。
しかしこの日は帰ってもらいました。
私の心のどこかに
「怖い上司に言われないと動くこともできないのか!」
という気持ちがくすぶっていたからです。
太郎が初めて過呼吸の状態に
この日の夜、同級生のT君のお母さんから妻へ電話がありました。
いじめ加害者のAとAの父母が我が家の最寄り駅まで来ており、お詫びがしたいと言っているというのです。
妻はお風呂から出たところでしたが、早く話し合いを終えて決着を付けたいという思いから
「用意をしてすぐに行きます」
と返事をしました。
しかし、そのやり取りを見聞きしていた太郎の様子がおかしい。
太郎は布団の上で大声を上げて泣き出し、私が太郎のそばへ行くとしがみついてきました。
両手で私の両腕を掴んできたのですがとんでもなく強い力で。
よく見ると体全体が小刻みに震えており、てんかんでも起こしたのかと思ったほどです。
太郎の顔を覗き込もうとしましたが、体が硬直しているのか首も固まったまま下を向いており、私のお腹あたりに頭を突き刺すような形になっていて覗き込むこともできません。
すぐに体の震えだけでは収まらなくなり、呼吸が激しくなっていく。
ハァァッハァァッハァァッ・・・という声が聞こえるほどの呼吸。
テンポが少しずつ速くなっていく気がした。
これって過呼吸かもしれない!
そう思って私は妻に
「太郎の様子が変だ!Aやその家族に会ったら太郎が危ないぞ!」
太郎が私につかまって離れず小刻みに震えながら荒い呼吸をしている様子を見た妻は、慌ててT君のお母さんに連絡しました。
「太郎の様子がおかしいので・・・すいません、Aさんの方には今日は無理だとお伝えください」
10分ほど私にしがみついていた太郎。
私から離れた後も太郎は涙が止まりません。
太郎のそんな様子を見た私と妻も、同じようにただただ泣くだけでした。
いじめ加害者の父も母も・・・
学校の教職員と同じ日に我が家を訪問しようとしたいじめ加害者のAとその家族。
これも学園長にコンコンと言われたからです。
「たとえ退学処分になったとしてもそれはあくまで学校内での処分であり、退学後でも被害者宅へお詫びに行くのは当然のこと」
前日の2020年2月3日に大暴れして警察官が出動する騒ぎにもなったのですが、それでも学園長にこのように諭されてそれを実行したようです。
我が家へ訪問しようとしただけマシだと思いますか?
妻は早いところ面倒ごとを片付けてしまいたかったようなのですが、私はAの父に恐怖感を覚えていたのです。
この日、理事長からの電話でAの父が起こした暴走劇を聞きました。
その話を聞いて私は
「この人、逆恨みして襲撃してくるんじゃないのか?」
って本当に思ったのです。
そう感じた日の夜に、そのAの父親が我が家の近くまでやってきている。
「家の場所を知られることで、我が家へ対しても何らかの攻撃をしてくるのでは・・・」
太郎が震えて硬直してさらに過呼吸の症状を見せたことで妻もAとその家族の訪問を断ったわけですが、もしも本当に謝罪目的であったならばこのあとも継続して訪問してくるはずです。
ところがAとその家族が我が家を訪問しようとしたのは、このときが最初で最後となりました。
先方の父のことですから
「そっちが一方的に断ってきたのだから、こっちから訪問する義理は一切ない」
「こっちは息子が退学になったがそちらは学校にまだ在籍してるんでしょ?こちらのほうが損だ!」
みたいなことを考えているのかな。
Aによるいじめが発覚したその日に、水泳部顧問が無理やりセッティングした場で形だけの謝罪は受けましたが、そのときだってこちらはA家族の都合の良い時間に合わせてやったのだ。
被害者側が加害者側の都合に合わせる必要はさすがにないだろう。
妻はAの母からの連絡がT君の母を介しての状態ではT君の母に迷惑がかかると思い、翌2月5日にAの母にLineを教えた。
「連絡はTさん経由ではなく、こちらへ直接送ってください」
とLineを送ったのですが
「ありがとうございます、昨日は夜遅くにすいません」
の一言がAの母から送られてきただけ。
この1通のLine以降、一切連絡をしてくることはありません。
Aの家族は父も母もその程度の人間だったのでしょうね。
スイミングスクールの関係者の話によると、Aの家族は昔からかなり変わっているとの評判も聞こえてきますし、その程度の人たちなのかなと妙に納得してしまいました。
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