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いじめ加害者を転校させるだけでは安心して被害者は登校できない

 

 

いじめ被害者が転校するケースが圧倒的に多い

いじめ被害者の話をすると決まって一定数の方からは

「いじめられた方にも原因があるのでは?」

「いじめられた側の保護者の育て方に問題があったのでは?」

といった声が寄せられます。

 

そりゃ中にはいじめの原因が、ちょっと変わった言動に起因する場合もあるとは思います。

だからといっていじめても良いという結論に至るほうがもっとおかしいのではないかと思うのですが、どうも子供の世界でも同調圧力がはびこっていて、少しでも違った意見や行動をすると仲間はずれからいじめへと移行するケースが多いようです。

いくら世間でLGBTやらジェンダー問題が声高に叫ばれたとしても、ごく身近な学校という世界ではその他の生徒と少しでも違いがある人への偏見のまなざしは一向になくならない。

 

そしてなぜだかいじめられた側が別の世界へと替わっていかなければいけない現実。

それも子供も保護者も生きることに疲れ切った状態で転校を余儀なくされる現実。

LGBTやらジェンダーの問題は大勢の人が結集して声を上げられ、さらに政治活動をしている人たちが結集することで大きな力となって世の中を動かしていけるけど、いじめられた子供と保護者に関してはあくまで個の問題として扱われ、大きな声を上げることもできないし結集することもほとんどない。

そして政治活動をする人たちが力を貸してくれることもない。

個として頑張り踏ん張るものの、被害者側は数家族が固まったり学校側もそちらに付くなどするから、太刀打ちできずに転校していく。

本当に変な世の中です。

 

 

いじめ加害者は強制的に転校させるべきと弁護士が法改正を提言

2021年05月01日に退学処分、学校事故、いじめ、体罰など、学校内におけるトラブルを精力的に取り扱っているという高島惇たかしまあつし弁護士の提言が弁護士ドットコムに掲載されました。

旭川中2女子死亡事件を受けてのことで、最後に「加害児童を強制転校できるよう、法改正検討すべき」と提言されています。

「いじめ加害者は強制的に転校させるべき」弁護士が法改正を提言 旭川中2女子死亡事件

 

居住地ごとに指定された公立の小・中学校へ通う現行の制度では、原則的に自由に通う学校を選ぶことができません。

また加害児童であっても公立の小・中学校では退学という制度を選択することもできません。

現状ではいじめられた側が学校の許可をもらって別の学校へ通学するか、または加害者が通う学校へそのまま通学を続けるしかないのが現状です。

 

そこで弁護士のあくまで提言という範疇ではありますが、加害者児童側の指定校の変更を強制的に行える制度を導入して、加害者を別の学校へ移して被害者の安全確保を行うとともに、被害者への不利益を無くしていこうという考えですね。

もちろんいじめに遭った我が子のことを考えれば賛成です。

でもそれだけでは不十分だとも思えるのです。

 

 

加害児童の転校だけでは問題は解決しない

現状ではいじめられた被害者側の不利益が大変大きく、その一つに被害者側が転校を余儀なくされるケースが少なくないことが挙げられます。

 

我が子がいじめの被害を受けた私立高校では、いじめ加害者は原則退学処分です。

中間一貫校で中学校の方でもいじめ加害者は強制的に転校処分となります。

この校則にしたがって我が子をいじめていた加害者は退学処分となりました。

では我が子はこの後無事に学校へ復帰できたのかと言うと、そう簡単なものではありませんでした。

 

多くのいじめの案件で被害者側が転校に及ぶケースって、いじめを行った加害者の問題だけではありません。

いじめの問題に向き合い解決しようとする教員ばかりならば良いのですが、現実はその真逆です。

 

加害者側の味方に付いて、被害者側にはいじめなんて無かったと言わんばかりに接してくる教員が多い。

中にはいじめなんてでっち上げだと言い張る教員もいるし、生徒間でじゃれ合っていただけと突き放す教員も多い。

いじめ問題が解決するどころか、まともに向き合おうとはしない教員が多いから、被害者側は子供を守るために自主的に転校をするしかないのですから。

 

我が子の場合ですが、いじめ加害者は退学処分となりました。

でもそこに至るまでには教員の加害者擁護の発言が酷く、退学処分を避けるために我が子に対して加害者を許すという一文を強制的に書かされたりもしました。

保護者である私や妻に対しても、加害者が退学処分とならないように学校あてへ嘆願書を書けと散々迫られもしました。

 

いまでは何とか登校できるようになった我が子ですが、加害者を擁護してきた教員の我が子への当たりは今でも非常にきつい。

その教員を避けるために、今朝は門番で立っていると分かればかなり早く家を出るなど、極力接触を避ける努力をしています。

その教員が受け持つ授業がある日は朝から口数が少なく、家に帰ってからも顔色が非常に悪かったりもしました。

授業中には言葉をかけるどころか、腕組みしながら睨みつけてくるような行為がしばしば見られていましたから。

今は学校へ申し入れて、我が子が受ける授業にその教員は一切関わらないようにしてもらっています。

 

 

実際のところ自分の味方になってくれなかった教員の存在って、いじめ加害者と同等の存在。

ひょっとしたらいじめ加害者以上に接触したくはない存在かもしれません

 

生徒同士とは違って教員に対しては敬語を使って話しかけなければならない存在

助けてくれるはずの存在

 

それなのに助けてくれるどころか思いを踏みにじられて、奈落の底に突き落とされる・・・

 

だからいじめ加害者を強制的に転校させるだけでは問題は解決しないのです。

いじめ加害者と同様に、結果的にいじめに加担した教員も異動させなければいじめ被害者の心の傷なんて癒されないのです。

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