019 いじめ被害者のテリトリーをいかに死守していくか

 

ついに寝室でも幻聴が・・・

2月5日は私と校長・学年部長(学年主任)・副部長の4人で1時間ほど話をしました。

ほぼ水泳部顧問に対する私の率直な感想を述べるのに終始しました。

 

チヤホヤされ続けて本当の苦労を知らないまま成長したことで、

「すべての面で自分が一番」

「すべての面で自分の思い通りになる」

「すべての面で自分の考えが正しい」

そんな思考回路のまま教師になっただけの人間。

 

そういったことを校長や学年部長たちに話をしました。

 

話し合いが終わって家に帰ってからは、ほぼ学校側の謝罪だけだったと告げました。

太郎に対して

「水泳部顧問に対する父としての気持ちを話してきた」

なんて刺激が強すぎると思いましたから。

 

ただ、いじめ加害者Aの父親が学園長ら学校関係者に対して暴言を吐き、さらに暴れたことで警察が出動する騒ぎになったことは話してしまいました。

 

 

2020年2月6日(木)

学校へ行けるかどうかは分かりませんが、とりあえず毎朝決まった時間に起こします。

この日もいつものように太郎が眠る部屋を開けると、太郎は布団を被って座っているように見えました。

何をしているんだろうと思い布団をめくってみると、太郎は耳を押さえてうずくまっていました。

 

「どうしたん?だいじょうぶ?」

 

声を掛けてみたのですが、耳を押さえた体勢を崩そうとはしません。

目をきつく閉じて、小刻みに震えている太郎。

 

「何か聞こえたの?」

 

小さくうなずいた太郎を、私は落ち着かせるために背中をゆっくりとさすりました。

 

 

今までは人がほとんどいないガラガラの電車内や、浴室やトイレといった狭い個室内で幻聴が聞こえていたのですが、はじめて寝室で聞こえたようでした。

 

 

相当精神的に追い詰められているんだな

カウンセリングを受けさせるか

それとも精神科や心療内科を受診させるべきか

 

 

正直なところ、もう学校も水泳も無理だろう

この子の人生はこの先どうなっていくのだろう

この子の人生を台無しにした連中が許せない・・・

 

 

この寝室での幻聴は、2月7日に太郎に聞いたところ

「お前のせいだ・・・お前のせいなんだ・・・」

おそらくは、いじめ加害者Aの父親が学園長などの前で暴言を吐き、さらに暴れたために警察が出動したという話を太郎にしたからだろう。

これは完全に私のミスだ。

いじめによって心に深くて大きな傷を負った者には、特に慎重な言動が必要なのだと思い知った。

 

 

テリトリーを死守することの大事さ

2020年2月6日の続き

この日の夕方は学年部長・副部長・生徒指導部長・クラス担任の4名が我が家をたずねてきた。

 

ただし家にやってきても絶対に部屋に挙げることはしない。

水泳部顧問が我が家で太郎や私たち夫婦に対して圧を掛けたことを、許せない気持ちでいっぱいだからだ。

それ以上に、太郎にとって我が家がもっとも安心できる空間であってほしいから。

 

心に大きな傷を負っている太郎には、リラックスして過ごせる空間を作ってあげることがもっとも重要だと思っている。

いわば太郎にとってのテリトリーだ。

太郎に深くて大きな傷を負わせたいじめ加害者Aとその家族、水泳部顧問、そしてそれらの人を連想させる学校関係者を太郎のテリトリーに入れることは避けなくてはいけない。

入れてしまえば太郎のテリトリーが崩壊してしまう。

もしもテリトリーが崩壊すれば太郎は逃げ場を失ってしまい、今度はどこへ逃げ出そうとするのかわからない。

 

1月6日に自殺を図ったのも、我が家がテリトリーとして機能していなかったからだと私は思っている。

テリトリーにいれば安心できるのだと思ってもらう必要がある。

だから今は何が何でも太郎のテリトリーを死守しなければならない。

 

今日は妻が1階まで降りて行って、マンションの前で教師たちと話をした。

マンションの敷地内にも入ってほしくはない。

こちらから学校へ行って話をするから、家に近付いてほしくもないのだ。

 

 

登校しようとすると酷いめまいに襲われる

2020年2月7日(金)

この日も朝からかなりしんどそうに見えた。

朝食も半分程度しか食べられず、目もうつろ。

それでも太郎は学校へ行くのだと制服に着替え、カバンを持って家を出る。

妻は太郎に付き添っており、私はいつもベランダから太郎の様子を見ている。

 

エレベーターで1階へ降りてそこから歩きだす時間はいつも同じはずなのですが、ベランダからは一向に太郎と妻の姿が見えない。

5~6分経ったころ、妻が今にも倒れそうな太郎をなんとか支えながら家に帰ってきた。

 

 

「マンションを出たところで大きくふらつきだして、転倒しそうで危なかったから連れて帰ってきた」

 

 

太郎は顔面蒼白で視点も定まらず体全体が固まっているようで、歩かそうにも太郎は足が前に出ない状態。

自分より大きな体の太郎を支えながらよく帰ってきたものだと驚きました。

靴を自分で脱ぐこともできず、私と妻で太郎を支えながら部屋に引きずってきました。

 

 

これまでは調子が悪そうだと判断すれば家から出すことはしなかったのですが、太郎自身がなんとしてでも学校へ行く!という姿勢を見せるので負けてしまったのです。

 

クラス担任へ学校を休むことをSMS(ショートメール)で伝えた。

以下は原文のままです

おはようございます。

昨日はわざわざ来ていただいたそうで、ありがとうございます。

ただ先生方が来られるという、日常とは違う出来事があると太郎は消化ができなくなるようで

今朝も登校しようと玄関を出たところで強いめまいがあり、今は家で横になっております。

今日1日ゆっくりさせますのでよろしくお願いします。

 

クラス担任からSMSで返信があり、今後はアポなしで訪れることがないようにするし、そのことは上にも伝えておくとのこと。

これで少しは安心できるかなと思っていたのですが・・・

 

018 教師からの謝罪文は常識のなさが浮かび上がっただけだった

020 いじめ被害者に現れる精神的ショックによる症状

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