いじめられた子供を持つ保護者の方へ イライラしてしまいますよね?

 

いじめの詳細はいじめられた子供に聞くしか

いじめの詳細を知ろうとすると、いじめられた子供から「いつ」・「どこで」・「誰に」・「どんなこと」をされたのかを聞きださなければ分かりません。

教科書やノートが落書きされたり破かれたりしているとか、洋服が汚されて帰ってくる、転んだと言っているけどどう見てもケガさせられたとしか思えない状態など、子供の様子を見ておかしいと感じ、ひょっとしたらいじめられているのではないかと思うことがあったとしても、いじめの全体像はそれだけでは分かりません。

いじめの様子を見ていた同級生など周囲の方々からの証言ももちろん大事ですが、最近のいじめはかなり陰湿でその実態が分かりづらいような方法を取ることが多いです。

なので同級生に聞いても、いじめられている様子は見聞きしたことがないということも多いようです。

また昔の子供とは違って頭の働きも良いためか、いじめられていることを見聞きするなどして知っていたとしても正直に話してくれないことも多いです。

喋ってしまうことであとで仕返しされるのではないか、といった計算ができる子供も多くなっていますから。

 

 

イライラしてしまい、きつく当たってしまった

このブログの「実録いじめとその後」では私の子供がいじめに遭った以降のことを記していますが、その中で誰からどのようないじめに遭ったのかを知ったのは、いじめに遭った本人が話しをしてくれたことからだったことを記しています。

それもかなりきつい言葉で長い時間子供を叱責して、それでようやく話してくれたのが現実です。

私の子供は元から自分の身にどのようなことが起こったのかを積極的に話すことがありません。

イヤな事や不満に思うことがあっても、すべてを溜め込んでしまう性格です。

話すのが恥ずかしいのか面倒なのか、それとも自分のことを親に知られるのがイヤだからなのか。

とにかく話すことが少なかったですね。

なので「いつ頃から」「どこで」「誰から」「どんないじめ」を受けていたのかを聞き出すのも大変で、なかなか話してくれない子供にイライラしてしまってかなりきつい言葉を投げかけてしまいました。

この時の状況は恫喝して無理やり喋らせたと取られてもしかたがない、そんな聞き出し方でした。

しかし私はいじめの実態を聞き出すときにイライラして当たてしまったことの反省から、今では子供には言い聞かせるように話すことを心がけており、以前のようにイライラすることはほぼ無くなりました。

というよりは、子供が話してくれた時の表情が頭から離れず、とてもじゃないけどイライラなんてすることができないのが本当のところですね。

 

しかし妻はいじめのことを聞きだす際には同席しておらず、というか妻がいないタイミングで私が聞きだしていたので、子供がどのような表情をしながら話してくれたのかを知りません。

「いつ頃から」「どこで」「誰から」「どんないじめ」を受けていたのかは妻にも話したので当然知っていますが、その時の子供の表情まで正確に妻に伝えることはできていません。

やっぱり違うのですよ、自分の目で見た子供の様子と言葉で伝えた子供の様子って。

 

 

いじめられても子供にいろいろと望んでしまうから

いじめが発覚して以降は学校へ行くことができない、習い事に行くこともできない、家の中に閉じこもった状態でゲームやスマホの世界に入り込んでしまう様子を目の当たりにすると、いじめに遭って大変なのだということを理解していたとしてもついイライラっとして子供に当たってしまうこともあります。

私の妻がそうだったのですが、いじめられて傷つき、さらに教師による加害者擁護の露骨な姿勢でさらに傷ついたことが分かっていても、イライラしてしまってきつい言葉を投げかけてしまうのです。

私の子供は妻のイライラから出たきつい言葉によって布団の中で泣き出し、その様子を見て妻がさらにイライラしてきつい言葉を上乗せしたことによって過呼吸の状態に陥りました。

極限の状態まで追い込んでしまったのかもしれません。

それ以降はさすがに妻も言葉を選んで話すようになりました。

子供はいじめられて傷つき、さらに教師や学校側の態度によってさらに深く傷付いたことが分かっているのに、子供の態度を見ているとイライラしてしまう。

冷静になったときには子供の将来のことを案じるなど本当に心配しているのに、いざ子供と接したときにはイライラしてしまう。

恥を忍んで私や妻がいじめに遭い傷付いた子供に対してもイライラしてしまうことを書きましたが、私たち以外にもそんな保護者の方がいるのかもしれないと思って今回記事にしました。

この手の記事を書くと批判的なコメントやメールをいただくことになると思いますが、私たち夫婦はそこまでできた人間ではないのでどうしてもイライラしちゃうのです。

イライラする原因って、自分の思い通りに子供が行動してくれないからですよね。

私の場合はいくら聞いても子供が本当のことを話してくれないから。

妻の場合も子供が今何をしたいと思い、逆に今何をしたくないのか何が怖いのかを何も話さずに、学校や習い事にも行かずにただ毎日スマホを触っている現状にイライラしたためです。

子供だって今自分が置かれた立場も分からないし、この先どのようになっていくかも分からない状態ですし、学校や習い事に行きたくても心がそれを阻む状態ですから、本当は一番イライラしているのは子供なんですよね。

ただ子供にすればそれがイライラなのか、病気に陥ってしまっているから動けないのか、じつは子供自身でも分からない状態なのかなと思います。

 

親の思いを伝え、子供の範疇に飛び込んで

まずはゆっくりと話ができる状態を作って、漠然とでいいからこの先どのように生きていきたいのかを話し合う。

話し合うと言うと難しいのですが、例えば保護者の側から先に子供に対して話しても良いのですよ。

 

学校も習い事も辞めるのならば、お母さんとしてはもっと田舎の方へ引っ越してのんびり暮らしたい

習い事を続けるのならば応援する、でもお金もかかるのだよ

大学はできたら家から通えるところへ進学してほしい

 

といった具合に、保護者の考えや思いを伝えるだけでも良いのかなと思います。

こちらの思いを伝えるだけでもこちらのイライラは少しは解消できるので、イライラした状態で子供に接する回数はグンと下がりますよ。

もちろん子供が将来何になりたいのか、いま何に興味があるのかを聞くことができれば、保護者としてはいい加減な説明をしないように子供と一緒にインターネットを検索して調べてみるのも良いんじゃないかな。

残念ながら私の子供はこれまでスイミングスクールで泳ぐことしかしてこなかったためか、将来何になりたいとか水泳やスマホ・ゲーム以外で興味のあるものを自分でも見つけることができていません。

高校卒業後すぐに就職する気はなく大学へ行くと言っているので、いまはどの学部へ行くとどんな勉強をして将来はどういう仕事をする人が多いか、この学部を出た人の中には頑張ってこういう職業に就いた人もいるとか、そんな話をしています。

子供の性格からするとこういう職業のほうが良いかもとか、こういう職業に就いたらこういう苦労もあるようだ、みたいな話しもできるだけするようにしています。

もちろん頻繁にこの手の話を持ち掛けたら子供が嫌がってイライラしだす原因となるから、そこはほどほどにしておく必要はありますが。

 

2021年2月現在私の子供は高校2年生ですが、大人な部分と子供な部分が同居しています。

大人な部分は先ほど書いたように大学の事や仕事のことについて話をしていますが、子供の部分に寄り添う方がより安定するような気がします。

幼かった時の話をすると、こちらが忘れていることを楽しそうに思い出しながら話してくれたりもします。

好きな食べ物のことやゲームのことなどなど、こちらから子供の範疇に飛び込んで話をすることって大事なんですよね。

 

現在はまだ親と子供がそろってイライラしないようにするための方法を試行錯誤しています。

いじめられた子も、いじめられた子を持つ親も、解決策を探して右往左往していることを知っていただければと思います。

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