009 わずか2週間で登校を再開したのだが

実録いじめとその後

もう学校への復帰は無理だろうと思っていた

1月16日に理事長あてに太郎の自筆の嘆願書と私が書いた添え文を送り、送付したことを確認後は一切連絡をしてこなくなった水泳部顧問。

このことだけでも水泳部顧問がいじめ加害者に寄り添い、被害者である太郎のことなんて何も考えていないことがよくわかりますよね。

ただ水泳部顧問から連絡が一切ないというのは、太郎にとっても私たち夫婦にとっても心が少しは安らぐものとなりました。

 

 

ただ顔は蒼白で視点が定まらない太郎の状態を見る限りでは、とてもではないけど高校生活をこのまま続けていくのは無理ではないか。

しばらく休んでそのまま退学。

落ち着いてから通信制高校へ編入学。

そして小学生時代から続けてきた水泳も辞めてしまうだろう。

そんな気がしていました。

 

それに

 

この時すでにいじめの直接の加害者であるA以上に、水泳部顧問に対する恐怖心や憎悪などがはるかに上回っており、そんな教師がいる学校への復帰はとてもじゃないけど無理だろうと感じていたからです。

 

この時に思っていたのは、

 

ただただ太郎がふつうの生活を送ることができるようになれば・・・

 

ただそれだけでした。

 

わずか2週間で登校を再開した

水泳のスポーツ推薦で入学した高校。

太郎以外はみな全国大会に名を連ねる選手ばかり。

そんな男子の選手の中で、太郎のことを昔から知っている選手(同級生)がいました。

T君とは幼稚園が同じで、遠足の時に2ショットで撮った写真が家に残されています。

そして妻とT君の母は幼稚園で同じ時にPTAの役員をしていたらしい。

ただ小学校や中学校は別だったので、太郎も妻も連絡を取り合う仲ではなかったようです。

そんなT君の母はいろいろと気遣ってくれて、今回の事件発覚以降は頻繁に妻にメッセージを送ってくれていたようです。

妻もT君の母に対して、水泳部顧問から執拗に嘆願書を書くように迫られていることは伝えていたようです。

 

来週は水泳部顧問は学校には来ないみたい、海外へコーチとして行くらしい

 

うちの子が太郎君をすごく心配していて

もし学校へ行くのならば家まで迎えに行くと言っているし

上級生も含めて水泳部員もみんな心配していて

みんなで太郎君をバックアップしていくからと言っています

 

T君の母がT君から聞いた情報として妻に伝えたようです。

 

 

「来週は水泳部顧問は海外に行っているから学校にはいないらしいよ」

 

妻が太郎に伝えたところ

 

「じゃあ行こうかな・・・」

 

なんと学校へ行く決心をしたのです。

そして太郎自身が、同じスイミングに通っていた1つ上の水泳部員に連絡をして、学校へ行くから一緒に行ってほしいと願い出たのでした。

ただ我が家とはかなり離れているために、学校最寄り駅から一緒に登校することにして、学校最寄り駅までは妻が付いて行くことになりました。

 

自殺を図ったのが2020年1月6日

そして登校を再開したのが2020年1月21日

わずか2週間ほどで登校を再開したのです。

 

 

クラス担任も加害者側に付くようだ

2020年1月21日(火)

まさか本当にこれほど早く登校できるようになるとは思っていなかった。

T君をはじめ同じクラスの水泳部員たちが太郎を気遣い、少しでも輪に入って来やすいように声を掛けてくれたようです。

ただしクラス担任は別でした。

 

 

太郎に今回のことをいろいろと聞いてくるクラス担任。

その中で太郎は、勉強をもっと頑張っていきたいと答えたようです。

そりゃああんな鬼畜な水泳部顧問が率いる水泳部で水泳を頑張るよりは、勉強を頑張るほうがはるかにマシですから。

 

 

太郎の返答に対してクラス担任は、それならば理系進学クラスに替わるほうが良いだろうと答えたそうです。

体育をはじめ推薦組のクラスと文系クラスは一緒に授業を受けることが少しだけあるからだとは思いますが、それってあくまでいじめ加害者のAが学校にそして推薦組クラスに残る前提での話ではないのかな。

Aが退学になれば太郎は推薦組クラスにいたって問題は無いハズですから。

ただ推薦組クラスというのはスポーツなどの推薦入学の者だけのクラスですから、太郎はどのような扱いになっていくのかがはっきりしません。

 

この時点で太郎が水泳部を辞めるとは言っていませんし、スポーツ推薦で入学したのもまた事実ですから、推薦組クラスとはほぼ接触しない理系進学クラスへというのは違和感を感じました。

 

 

今後どのようにするかを用紙に書いて、明日(1月22日)提出するようにと言われた太郎。

私は太郎に

「スイミングスクールへは今後も通うつもりならば、推薦組クラスの方が時間的な都合が付けやすいのでは?」

とアドバイス。

太郎もその意見を聞き入れて用紙には次のように書きました。

 

僕はA君と同じクラスになるのはしんどいです。

でも退学になってほしいとも思っていません。

学校では、2年生から他のクラスへ行きたいと言いましたが

スイミングで活動するのなら、推薦組クラスのほうが良いと思うので

2年生からも推薦組クラスにいたいです。

 

この日の夜クラス担任から家に電話があり、太郎は2年生からは勉強を頑張るために理系進学クラスに替わりたいと言っていると告げられた。

理系進学クラスの話は太郎から出た話のように言われたが、太郎は今まで以上に勉強に頑張りたいと言っただけのはずなのだが・・・

 

 

2020年1月22日(水)

家で書いた用紙をクラス担任に提出。

すると夕方になってまたクラス担任から家に電話がかかってきた。

 

「昨日(1月21日)学校で聞いた話と内容が違うのですが?」

 

ふつうの状態であっても1日や2日では考えがまとまっておらず、思いが変わることは特に不思議な事ではないだろう。

太郎は今はふつうな状態ではない、登校を再開して1日2日なのだが・・・

と思いつつクラス担任には

「今はまだ太郎に学校のことをあれこれ聞ける状態ではないので、学校での発言や提出した文書の内容は知りません」

 

2020年1月23日(木)

夜にクラス担任から電話があり次のようなことを言われた。

明日24日に、Aに対する気持ちを太郎に聞く

スポーツ推薦組クラスにいる限り水泳の成績を重視するし、2・3年生になれば学園側も厳しく見ていく

お父様はもっと水泳のことや学校のことを聞いてあげてください

 

Aに対する気持ちなんて昨日(22日)書面に書いて提出したはずだが?

スポーツ推薦で入学した以上はスポーツの成績を重視することはわかるが、それをいま伝えてくる必要があるのか?

普段は太郎と積極的に話をしているが、まだ登校を再開したばかりだし今はそっと見守る時期だと思うのだが。

 

 

ほぼ水泳部顧問の考えに沿ってこのクラス担任も発言しているんだなと思いました。

自殺を図ったのにたった2週間で学校に復帰できただけで大変だと思っているのに、登校を再開してすぐにいじめ加害者Aのことを中心に話してくる。

 

Aと同じクラスにいるのはしんどいと書いてあるではないか!

だからいじめ加害者Aを推薦組クラスに残すから、太郎は別のクラスへ行けということか?

どうせたいしたタイムを残さない太郎は、このまま推薦組クラスにいたってしんどいでしょということか?

 

クラス担任も女子ソフトテニス部の顧問だし、このクラブもスポーツ推薦で学生を集めている。

水泳部顧問もクラス担任も結局は同じ立場だから、同じ立場同士でかばいあうということなのか。

 

その前に

 

いまはそっと支えてあげる時期だということが分からないのか?

学校へ行くより命を絶つ方がマシだと自殺を図ったんだぞ

そんな子が2週間ほどで登校しだしたのだぞ

なぜ立ち直ろうとしている生徒を追い詰めることばかりするのか

水泳で速い生徒がそんなに大事なのか?

たいして速くはない生徒をそんなに切り捨てたいのか?

 

翌24日はもっとひどい仕打ちが太郎を待っているのでした。

 

 

← 008 嘆願書を書いて送付した後は連絡してこなくなった水泳部顧問

010 教師の圧力でいじめ加害者を許すと書かされた息子 →

コメント

タイトルとURLをコピーしました