いじめの経験・クラスを束ねるガキ大将がいたから助かった

 

ガキ大将の存在は大きかった

もう40年以上昔のことですが、私が小学校へ通っていた頃にはガキ大将とか番長と呼ばれる存在の同級生が数人存在していました。

不思議なことに彼らは小学校の6年間、一度も同じクラスになることはありませんでした。

各クラスにガキ大将を1人ずつ配置していたのでしょうか。

ガキ大将とか番長というと弱い子をからかったり、持っているおもちゃや漫画を取り上げるジャイアンのような子供を想像されると思いますが、私が通っていた小学校に存在したガキ大将たちはそういうタイプではありませんでした。

ガキ大将たちはみんな柔道か剣道または空手を習っていたのですが、それぞれの先生たちに道場以外で習った技を使うと即破門が言い渡されていたようで、ガキ大将同士のケンカの時以外は絶対に使うことはありませんでした。

 

そしてジャイアンとの一番の違いは、クラスの同級生たちを公平に扱っていたことでしょうか。

スネ夫のように強い方へ付いて良いとこ取りを企む同級生はいましたが、私がいた小学校ではスネ夫のような人はあまり相手にされていなかったように感じます。

スネ夫のような一人だけではなく、男女関係なくクラス全体を見渡しているような感じでした。

なのでジャイアンよりはちびまる子ちゃんの大野君や杉山君のタイプですね。

土地柄サッカーはあまり人気はなかったので野球小僧でしたが。

 

 

いじめられていることを言いだせはしない

以前にも下記の記事に少し書いているのですが・・・

いじめについて文科省の発表がありました-2
「けんか」や「ふざけ合い」といった「ささいなけんか」についても報告するように求めたために、過去最多の323808件と2015年度に比べて98676件も増加したいじめ。 あくまで学校側による認知件数ですし、全くいじめを認...

もう少し詳しく。

 

 

小学校の5年生の時です。

進〇ゼミではないよく似た通信講座で勉強をし始めた頃だったのですが、たまたま家で勉強した所からテストに出題されていて、私にしては珍しく良い点を取ったのです。

するとクラスの数人にカンニングの疑いを掛けられてしまったのです。

 

「こいつがこんなに良い点を取れるわけがない」

「カンニングしなきゃ取れるわけがない」

私が弁解しようが一切聞き入れてくれず、1~2週間の間言われ続けたのです。

こういうときって子供は誰かに打ち明けられるものではなく、ただひたすら黙って我慢して耐えることしか選択できないものなのです。

 

カンニングしたと直接は言われなくなったのですが、今度はもっときつい本格的ないじめが始まりました。

わざと肩と肩をぶつけられては睨まれる。

私がぶつからないように避けると舌打ちされる。

足をおもいっきり踏まれる。

下校時には数人が私の後ろに並んで小声で

「卑怯者」

「うそつき」

「恥ずかしくはないのか」

といった罵声を1か月ほど浴び続けました。

 

だんだんと登校するのが嫌になり、毎朝気が重い状態になっていました。

 

 

いじめから救ってくれたのはガキ大将でした

私の異変に気付いたのは親でも担任でもなく、クラスのガキ大将でした。

ガキ大将が周囲の同級生に対して私の様子が変ではないかと聞き、クラスの中ではおとなしくて目立たない子が

「〇〇君たちによくぶつかられたり、何か言われているのを見た」

と私がいじめに遭っていることを報告したのです。

 

その日の放課後のことでした。

学校を出てすぐの所でガキ大将に呼び止められました。

「Takashi!お前こいつらにいじめられてたんやろ?」

ガキ大将たちが私をいじめていた同級生を羽交い絞めにしたままたずねてきました。

 

「え?いや・・・」

そうです!とは答えられないですよ。

やっぱり怖いですから。

 

「お前にぶつかって行ったり文句を言ったりしてたやろ?」

 

そして

 

「お前いまからこいつらを一発ずつ殴れ!」

 

いきなり殴れと言われても殴れないですよ。

ホントに躊躇してオドオドしている私の様子を見たガキ大将は

 

「お前はそれだけのことをやられたのだから殴れ。それで今回の事はおしまいにしろ!」

 

その時のガキ大将の真剣なまなざしは忘れられません。

意を決して平手で一発ずつ叩きました。

 

「よし!Takashiよくやった!これでこの件は終わり!」

そしていま私に叩かれた人に向かって

 

「お前ら今後一切Takashiに手を出すな!今度やったら俺がお前らに行くからな!」

 

卒業までいじめられていた人と話をすることはありませんでした。

ガキ大将の監視があるので私に近寄れなかったことが大きな要因ですね。

 

いまはガキ大将は存在しませんし、いじめなどの問題が発生した場合の学校・教師側の対応がまずいこともあるので、簡単には解決しないです。

だって

いじめによって傷ついた心を、教師によってさらにその傷口を広げられることが多いのですから。

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